御手水舎

 これは湯倉神社にある「御手水舎」です。この場所は鳥居を通り15メートル程進めば右側に見えてきます。御手水舎は三拝者が身を清めるために手水を使う施設のことであり水盤舎とも呼ばれる御手水舎は、通常神社・寺院の参道脇または社殿脇に置かれ、参詣者が手や口を漱ぎ、清める。多くの手水舎は、四方転びの柱が用いられ、四方吹き放しとなっており、その中に水盤が据え付けられている。水盤は通常、石材のものが多いが、鉄や木などの材料を用いたものも存在していて湯倉神社の水盤は石材である。「御手水舎」には柄杓が置かれてありそれを使用する。柄杓にすくった一杯分の手水を少量ずつ使い、一連の所作を行う。
 右手で柄杓を取り、手水を掬う。まずは左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清め、もう一度右手にその柄杓を持ち替え、左の手のひらに少量の水を溜め、その水を口に含み、音を立てずにすすいだ後、左手で口元を隠してそっと吐き出す。決して柄杓に直接口をつけてはならないのである。そして、柄杓を両手で持ち、やや立てるように傾け、残った水が柄の部分を流れるようにする。柄杓を元の位置に静かに戻す。以上が一般的な使用方法になっている。手水の起源は神道に由来し、かつては聖域を訪れる際に周辺に流れる河川の水や湧き水で身を清めていたことにはじまるのである。
湯倉神社